緋色

somnia memorias

鐘が鳴る
音の無い鐘が

アノヒトを弔い
ボクを責め立てる

ガラスの鐘が
耳の奥で鳴り響く
翼を開く
開いたつもりだった

私にはもう翼など無いことも忘れて

堕ちる
堕ちていく

無くした翼の眠る場所へ
聖誕

瑠璃の産屋に
真紅が舞う

珊瑚の台座の水は止み
玻璃の卵が砕け散る

祝福は踏みにじられ
聖なる守護が最期の炎を吹き上げた

"神よ あなたは 何故 我らをお見捨てになったのか"
誰にもナイショの夜  ・・・・・・
Flame

多彩にして無色なる者よ
全ての始まりを告げる者

お前が俺を呼び覚ました

俺の力 生命
俺の全て
お前が俺の存在する理由

もう お前を手放すことなど出来ない

Deepest Blue
 
 我が血と真名をもって
お前に守護と封印を与える

 我が名はぬえ

 お前を永久に守護せし者

 お前に最初の真名を与えし者

お前の最初の真名に
我が力の全てを注ごう

尊き者よ

我が血潮の温もりの中で覚めぬ夢を見るがいい

柔らかなる魂よ

我を最初の糧として来たる時に備えよ

今、目覚めるお前は

欠けたる者

今はそのままで・・・

愛しきものよ・・・

お前が、お前の存在が我の全てであった

お前を・・・・
ただ一度でいい
『オレ』のこの手で抱きしめたかったよ・・・・

Holy
Holy silence blue

Many souls returning place

Holy
Holy....
Silence of the sad color

I would be alive in this deepest blue

It is....forever

Alone only....

Where are you?

暗闇を照らす

貴方は穏やかな光

ゆるりと

私を狂わせる

満ちた月
君の繊細な優しさが
私の宝だった

君の細やかなココロの動き
それを余さず 全て感じ取る事が
私の喜びだった

君の宝は?
君の喜びは?

犠牲を強いることに意味は存在しない
それは自己満足でしかない

わたしは
君の真実(ほんとう)が知りたい

その微笑を
私は信じていていいのだろうか・・・

君がずっと私の側にあると・・・

この手の中に、
君の喜びも悲しみも全てがあるのだと

君のまぶしい翼は、
飛び立つ事を望んでなどいないのだと・・・

もう、この鎖はいらない
そうだね?
千年回廊

還りたい

貴方の広げる 両手の中に

還りたい 還りたい 還りたい・・・

全て消えても構わなかった・・・

本当は、貴方以外に欲しいものなど

一つたりとてなかった

あなたの側に在れるのなら

世界など亡くしても良かった

もう、貴方には届かないけれど・・・・